日頃ウイスキーとか赤ワインなどの飲んでいると、ふと優しい口当たりのものが飲みたくなります。
白ワインは通常酸味のバランスや華やかさで勝負のワインですが、もっと優しくて幸福感を味わえるものがいい。というので、最近よく飲んでいる幸福感を味わえる白ワインを紹介します。
オブセッション シンフォニー
簡単に言えばマスカットの酸味を少し感じる甘さです。カリフォルニア産でシンフォニーという新しめのブドウ品種を主体に造られています。
カリフォルニアのセントラルバレーにあるアイアンストーンヴィンヤーズという生産者が造っています。さて名前からしていい感じではないですか?白の優しいワイン・・の感じ方は人それぞれです。例えばあまり酸味が強くないワイン、どっしりとこない、サラサラと水のよう・・どれも優しく感じますね。今回は甘さと華やかさです。
このオブセッションシンフォニーは、やや甘口の分類です。甘口のお酒はあまり好みではありませんが、ぶどう本来の甘さが残っています。ぶどう品種はシンフォニー85%オレンジマスカット10%ヴィオニエ5%
優しい甘さに加え、華やかな香りが群を抜いて素晴らしい白ワインです。綺麗な花園の中で優しい甘さのワインを飲んでいるがごとくの感想です。
シンフォニーの名が示すように、色々な要素が上手く混ざり合ってそれぞれが出しゃばらずに協調しています。しかし決してボディは軽くありません。しっかりとしたストラクチャーがあって、満足のいく味わいに仕上がっています。ボディは軽すぎるとボケてしまいがちです。
缶に入ったオブセッションシンフォニーが出た
最近、このワインの缶入りが発売されました。これが今のお気に入りです。
缶入りのワインは今までも見かけましたが、どれも量産型のカジュアルワインです。野外などで楽しむことを想定されたものでしょう。正直味重視というよりもお手軽さを目指したものだと思います。
最近はレジ袋を減らそうなどエコが再び騒がれている時代です。家から出る空き瓶の処理も結構、面倒くさいですよね。アルミ缶でしたら処理も簡単ですこのワインは瓶でもスクリューキャップですが、瓶の重さも加わってやはり缶にはかないません。ワインの仕事をしている自分が重いなんて言ってはいけないんだろうけど。
375ml(ちょうど通常ワインのハーズサイズの容量)です。
缶チューハイと何が違うの
最近の缶チューハイの想像性にはびっくりします。先日何とポッキー味のチューハイを飲んでみました。笑っちゃう程、ポッキーを感じました。その他に、エエッて思うものが多く出ています。
メーカーさんの試行錯誤に関心するばかりです。でもやはりワインはワインのプライドがあります。人工的に造り上げた味や香自然物から造り上げたものでは、脳内イメージも含め満足感は違います。
まるで炭酸飲料の如く思わずグイグイ飲んでしまうのも危険です。僕も缶チューハイを良く飲むので、悪口を言うつもりはありませんし、お手軽飲めるからこそ売れているんだと思います。
これから増えるかも
おすすめのこのオブセッションシンフォニーの缶は、缶チューハイのようにおありませんが、ワインとしてはお手頃価格だと思います。
問題はただ一つ・・ビジュアルでしょうか。ワインは瓶から注いでというのが当たりまえのように脳に刻まれています。プシューっとあけて(音はしないが注ぐのにちょっとだけ抵抗がある気がします。ひょっとして昔のビールもそうしれません。缶ビールの登場はエポックメイキングだったのかも。
これから、ひょっとしてCHマルゴーの缶とか出ちゃう近未来がやって来たらこブログ思い出して下さい。
この前もこれを持って、持込OKのカラオケに行きました。お手軽で美味しいワ瑛人の「香水」・・ちょっと合いませんでしたが。