【ミニコラム】 サクラアワード2021 ダイヤモンド トロフィー

毎年春になるとワインのインポーターさんが「うちのワイン、サクラアワードで賞獲ったど~!」と連絡を頂きます。サクラアワードとは2014年から始まったワインコンペティションで、審査員はワインの業界にいる言わばプロの女性のみ。延べ186名の審査員がブラインドで点数を付けて行くという世界でも類を見ないコンペです。今年のワインのエントリーは4562品だったそうです。シルバー、ゴールド、ダブルゴールド、ダイヤモンドトロフィーという賞が与えられ、最高賞がダイヤモンドトロフィーで今年は58のワインが選ばれました。

最初は2014年「サクラアワード?女性だけの審査員?なんで?」という感じでしたが、しっかりと認知され4000本以上の応募と成功を収めているわけです。最近は30~40代では女性の飲酒率は男性よりも高く、やはり女性にターゲットを充てるの正解です。審査はかなり厳格にされているようです。出品したインポーターさんの中に審査員として出席した方がヘトヘトに疲れ、もちろん自分の会社のワインも解らなかったと言っていました。(キャップシールとか見えるんじゃないの~?と言ったら、全然わからないと)

これを立ち上げた田辺由美さんと言えばワインスクールの先駆けで、日本にワインを広めた功績は誰もが認めるところです。私のように1990年後半にソムリエの試験に臨んた方は「田辺由美のワインブック」がバイブルでした。というかそれしか無かったと思います。試験会場で受験者がみんな持っていたような覚えがあります。

話がそれましたが、ダイヤモンドトロフィー受賞ワインのうち2種類をご紹介します。3種類を考えていましたが、前回のブログ、チリのおすすめワイン3000円の中でご紹介したペンコポタリーノがダイヤモンドトロフィーを受賞したので宜しければご覧下さい。おすすめしたワインがダイアモンドトロフィー受賞したっていうのはちょっと自慢です!! ポルトガルの白ワインとスペインの赤ワインとアルゼンチンの赤ワイン。

サン ヴァレンティン ガルナッチャ

「キングオブスペイン」と称されるスペインの名門トーレスが造るガルナッチャ(グルナッシュ)の赤ワインです。3代目オーナーのミゲルトーレスカルボ氏が妻にバレンタインのプレゼントとして特別に造ったスペシャルなキュヴェ。恋人たちの守護聖ヴァレンタインに因んでその名がつけられたロマンティックックが止まらない~ワインという事です。ボトルやラベルも美しく、何よりもトーレスと言えば、牛のマスコットが付いているところ、これは銀色で天使のマスコットです。これだけで可愛いですよね~しかし味わいは凝縮感のあるしっかりとタンニンも感じられるもので、女性らしいワインではない気がするけれど・・「らしい」とかでは無く、香りや酸味などのバランスが非常に優れているところが評価されたのでしょう。

SAN VALENTIN
AI SAI KA

アトランティコ レゼルバ白

最近ポルトガルのワインがじわじわ来ている気がします。総じて価格がとてもリーズナブルですね、この価格でこの味わい?と驚きます。ポルトガルのワインと言えばポートワインが有名ですね。話がまたまたズレますがポートワインは酒精強化ワインと言って甘味果実酒の分類です。簡単に言えばワインにブランデーを加えたもので、なぜにブランデーなんか加えちゃったの?ってことですが、ポルトガルが船で世界の海を制していた時代、ワインを船に積み込んでも海上でワインがダメになってしまう。そうだ!ブランデーを加えよう~っていうのが始まり。加えることでワインは腐らずに保管出来たそうです。他にはマテウスのロゼが昔日本で流行しました、今は見かけませんが。

この白ワインの名も海に由来していますね。地のぶどうにヴィオニエという優しい甘い香りを持つぶどうをブレンドして50%をフレンチオーク樽熟成6カ月という、価格にしてはリッチな味わい。コストパフォーマンスが抜群なレゼルバです。ふくよかな果実味と程よい樽感の飲みごたえのあるところが評価されたのでしょう。1000円ちょっとでこの品質はちょっと他の国では考えられません。

ATLANTICO RESERVA
CASA RELVAS

コンペティションは母数が多くなればなるほど、評価の精度は上がって来ます。僅か上位1%となればこれらのワインは本当に高い評価だったのでしょう。お試しあれ!

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