【ブルゴーニュの貴婦人】 シャンボール ミュジニーの魅力と特徴 おすすめの8選

ワインを良く知ってる人に「ブルゴーニュで一番好きなワインは?」と聞かれたら、「シャンボール ミュジニー」という方が結構多くいらっしゃるのではないでしょうか。ブルゴーニュの銘醸地では、ジュヴレ シャンベルタン村やヴォーヌ ロマネ村、クロ ド ヴージョ村など多く存在します。しかしシャンボール ミュジニーのエレガントな印象はずば抜けて評判が良く「美しいワイン」なのです。

「クロ ド ヴージョ」「シャンベルタン」などはワインや村の名称が男性的なイメージに対し、「シャンボール ミュジニー」の名前は女性らしく、可愛らしい印象を与えます。 印象だけではありません。味わいも名前に呼応するかにように女性らしい素晴らしいワインなのです。

シャンボール ミュジニーとは

コートドニュイ地図
コートドニュイの地図

シャンボール ミュジニー(Chambolle Musigny)とは、フランス、ブルゴーニュ地方のコートドニュイ地区の中央に位置する村の名前であり、村名ワインの事です。南はヴージョ村、北はモレサンドニ村に隣接しており、標高は260~350メートルと他の村と比較して高い場所に畑があります。他の村のワインは、品質にばらつきが見られますが、シャンボール ニュジニー村のワインは、総じて高品質なワインを生み出すことで有名です。2つのグランクリュと24のプルミエクリュがあり、それぞれ個性ある味わいの評価も高く、グランクリュは人気を二分しています。

最もエレガントな女性的なワイン

シャンボール ニュジニーの最大の魅力は、ブルゴーニュワインの中で最も女性らしいワインと表される繊細な味わいにあります。優しく華やかなアロマに加え、シルクのような口当たりと優美で官能的な味わいは、まるで魔法にかかったような・・(少し大げさかな)印象を与えます。シャンボール ミュジニーという発音も多いに貢献しているのかも知れません。ピノノワール種100%から造られ、控えめな渋みと酸味が特徴の赤ワインが主体で、繊細な気品を感じる魅力あるワインです。

気候とテロワール

近隣の村と同じく大陸性気候で、夏が暑く冬の寒さが厳しく年間の寒暖の差が激しい場所です。ブルゴーニュの運命だと思いますが、収穫時(9~10月)の天候が変わりやすく、ぶどうの収穫や品質に左右されがちです。畑のほとんどは、東向きのなだらかな斜面となっています。近年の異常気象により、ぶどうの生育が早く糖度が増してしまうため、収穫時期が年々早まってるというニュースが出ています・・気候変動はワインにとって大変な問題らしいのです!

このワインをエレガントな味わいにしているのは、特異な土壌にあります。石灰質が多い土壌は他にも多く見かけますが、地層に深く広がっている点と、表面の土も石灰質で覆われている点がポイントです。石灰質が多いとぶどうは栄養を求め、地中深く根を張ることになります。これがぶどうにとってはストレスとなりますが、ワインを造る際には豊富なミネラル感を持ち優雅な味わいの起源となるのです。また標高の高さも優位に働きます。ぶどうの熟成が抑えられて程良い酸味を得ることが出来るからです。

名前の由来

14世紀初め、このあたりは天候が悪く、川が良く氾濫していました。そこで沸騰した水を意味するChamp boullant と呼ばれる地となります。また当時のブルゴーニュ公の重鎮であったミュジニ家に由来すると言われているミュジニー(Le Musigny)の地を合わせて、シャンボール ミュジニー村と呼ばれるようになったのは、1878年の事です。(諸説あり)。シャンボール ミュジニーのAOCが認められるのは、ワイン法制定1936年9月の最初からです。

2つのグランクリュ

シャンボールミュジニ村地図
シャンボールミュジニー村地図/出典及び許諾 ブルゴーニュワイン委員会Bureau Interprofessionnel des Vins de Bourgogne (BIVB) © www.bourgogne-wines.jp _Source BIVB

ミュジニー/Musigny

ミュジニーはロマネ コンティ・ラターシュなどと並び称される程の人気と実力を持ったグランクリュです。ヴォーヌ ロマネのグランクリュを除けば間違いなく、一番の偉大なワインと言えます。シャンボール ミュジニー村の南に位置してる10.85ヘクタールの畑で、ヴージョ村に隣接していますが、段差があり一線を画しています。年間平均生産量は赤40299本、白3059本/ブルゴーニュワイン委員会調べ。繊細でありながらも内に秘めた力強さと凝縮感がある事から、「シルクに包まれた拳」と評論家が表現していましたが、はてそれは誉め言葉?。とにかくロマコンを含むブルゴーニュワインのベスト10には間違いなく入る上質な銘醸ワインです。偉大な畑なので11の全生産者を記載してみました。

コント ジョルジュ ド ヴォギュエ
7.12ha
ルロワ
0.27ha
ドルーアン ラローズ
0.11ha
ジャック フレデリック ミュニエ
1.13ha
ヴージュレ
0.21ha
ジョルジュ ルーミエ
0.09ha
ジャック プリウール
0.77ha
ルイジャド
0.16ha
トーズ
0.09ha
ジョセフ ドルーアン
0.67ha
フェヴレ
0.13ha
グランクリュ・ミュジニの生産者一覧

ミュジニー畑の4つの区画

上の地図には記載がありませんが、ミュジニには4つの小区画に分かれています。

  • ル ミュジニー・・・ミュジニーのメイン区画であり、9つの生産者がいる。
  • ル プティ ミュジニー・・・ジョルジュドヴォギュエの単独所有。プティミュジニーの名で出すことはない。
  • ラコンブ ドルヴォー・・・ジャック プリウールの単独所有。この名で出すことはない。クロド ヴージョに隣接している為、味わいもヴージョよりとされている。
  • 道を挟んだ小さな畑・・・可哀そうに名前も付けてもらえない極少畑。以前はフィリップ コンフェロンとポルシュレが所有していたが、現在はマルシャンターズの所有。ポルシュレが持っていた時代で、生産本数が年産50本で販売していたようなので、幻・・・50本なら自分で飲んじゃいそうですが。

白のミュジニー

コン トジョルジュ ド ヴォギュエがシャルドネで造る白のミュジニー(ミュジニーブラン)もグランクリュとして認められています。年間平均生産量は3059本/ブルゴーニュワイン委員会調べ。1990年から植え替えが行われ、1993年以降には木が若すぎる為、ミュジニーブランではなくブルゴーニュブランとして販売されていましたが、2015年に復活しています。以前の生産量よりも少ない為、これも幻の白ワインでしょう。

ボンヌ マール/Bonnes Mares

ボンヌ マールはミュジニーと対極の北に位置しています。モレサンドニ村のモノポールであるクロドタールに隣接してる特級畑です。この畑の一部がクロ ド タールの石垣の内側にあった為、1965年にその部分はクロ ド タールとなっています。石灰質土壌に加え粘土質を含み、緩やかな傾斜の為、ミュジニーの優雅さに加え、骨格のしっかりとしたふくよかな味わいが特徴です。13.54ヘクタール、年間生産本数は67830本。

名前の由来は諸説ありますが、良いお母さん(Bonnes Meres)から来ているようです。なぜに良いお母さんなのかは不明ですが・・・この畑の地層が斜面の上部(テールブランシュ)と下部(テールルージュ)に分かれており、ワインの性格が微妙に異なっています。

  • テールブランシュ・・・貝殻の堆積した地層が広がり、土地が白く見えることからその名が付いた。ミネラル感が豊富で優しく優雅なワインとなる。
  • テールルージュ・・・赤褐色の土が表面に広がり、土地が赤く見える。ブランシュと比べ、骨格を感じるしっかりとした味わいのワインとなる。

シャンボール ミュジニー村の特徴は、エレガントで高貴な女性をイメージさせる繊細な味わいと表現ざれますが、個人的にはボンヌマールをシャンボールミュジニーの表現で表すのは、少し無理があると思っています。確かに優雅さを感じるワインではありますが、クロドタール、もっと言えばジュヴレ シャンベルタンのような骨格を感じる力強さを兼ね備えています。つまりミュジニーはもちろん、プルミエクリュや村名ワインとは一線を画す、良い意味での異端であり、シャンボールミュジニー村のワインらしからぬ、やや男性的な素晴らしいワインと言えます。

24のプルミエクリュ

シャンボール ミュジニー村では南のグランクリュ・ミュジニーと北のグランクリュ・ボンヌ マールに挟まれるように24のプルミエクリュの畑(クリマ)があります。その中にリューディ(小区画)が33ありますが、ラベルへの記載はありません。ラベルにはシャンボール ミュジニー/プルミエクリュ/レ サンティエとクリマ名が記載されます。主なプルミエクリュ及び一覧は以下の通り。

  • レ ザムルース(Les Amoureuses)・・・「恋する乙女たち」という何とも美しい名を持つ銘醸畑。5.4ヘクタール。グランクリュ・ミュジニーの畑に隣接しており「ミュジニーの恋人」とも称される。畑の素晴らしさは、グランクリュのミュジニーとほぼ同等との評価を持つプルミエクリュの中では一番人気のクリマ。
  • レ シャルム(Les Charmes)・・・シャルムとはチャーム(=チャーミング)の意味で「可愛らしい」。村の中心に広がり名の通り可愛らしい味わいを持ちます。果実味もしっかりとしたエレガントな印象を持つ。
  • レ クラ(Les Cras)・・・ボンヌマールとほぼ同じ標高であり、ボンヌマール程の粘土質が見られない為、ミネラル感を持ち繊細で軽やかな印象のワインに仕上がる。
  • レ フュエ(Les Fuees)・・・ボンヌマールに道をはさんで隣接しており、同じ岩盤上にあり、味わいもやや男性的で骨格を感じるワインに仕上がる。
Aux Beaux Bruns
オーボーブルン
Les Baudes
レボーデ
Les Combottes
レコンボット
Les hautes Coix
レオートコワ
Aux Combottes
オーコンボット
Les Borniques
レボルニーク
Les Cras
レクラ
Les Lavrottes
レラヴロッテ
Aux Echanges
オーエチャンジ
Les Carrieres
レカリエーレ
Les Feusselottes
レフースロット
Les Noirots
レノワト
Derriere la Grange
デリエールラグランジ
Les Chabiots
レシャビオ
Les Fuees
レフュエ
Les Plantes
レプランテ
La Combe d’Orveau
ラコンブドルヴォー
Les Charmes
レシャルム
Les Groseilles
レグロセイユ
Les Sentiers
レサンティエ
Les Amoureuses
レザムルース
Les Chatelots
レシャテロット
Les Gruenchers
レグルエンシエール
Les Veroilles
レヴェロイユ
シャンボールミュジニープルミエクリュ一覧

主要な生産者

ドメーヌ コント ジョルジュ ド ヴォギュエ Comte georges de Vogue

この村の絶対的王者!このドメーヌは1450年にこの地に建築物が建てられたところまでは遡れるがそれ以前の畑の入手は不明。いずれにせよ古い歴史を持ち、シャンボール ミュジニー最高の生産者として有名。ミュジニーの半分以上の面積7.12ヘクタールを所有するのだから、グランクリュ・ミュジニーはほぼ独占状態。ボンヌマールでも約2割の2.5ヘクタール、レザムルースも0.5ヘクタールを所有。現在の醸造家フランソワ ミエが極上のワインを造り上げている。白のミュジニーはこのヴォギュエのみに与えられたグランクリュで、2015年に復活している。

ドメーヌ ジャック フレデリック ミュニエ Jacques Frederic Mugnier

グランクリュ・ミュジニーに1.13ヘクタールを所有、これはヴォギュエに次ぐ面積となる。またボンヌマールやレザムルースにも畑を所有する。現在の当主フレデリック ミュニエが飛躍的に品質の向上に努め、世界的な評価を得ている。自然の力に任せ、極力人の手をかけないとの信念のもと、芸術品とまで言わしめるワインを造り上げている。

その他の生産者

上記2つの生産者以外にも、 ジョルジュ ルーミエ・ドルーアン ラローズ・ルロワ・ジョセフ ドルーアンなどブルゴーニュの名門ドメーヌが小さいながらも自社畑を持ち、素晴らしいワインを造り続けています。畑を持たないネゴシアンも含め生産者は現在110社となっています。

シャンボール ミュジニーの当たり年

コートドニュイのほぼ中央に位置している為、ニュイの当たり年とほぼ変わりはありません。グレートヴィンテージ・・2015年、2010年、2009年、2005年、1996年、1990年 / 優秀なヴィンテージ・・2017年、2016年、2014年、2012年、2002年、1999年。1995年。偉大な年ほど飲み頃に達するまでの時間がかかります。と・いう事は早く飲みたい場合には、あえてオフヴィンテージを入手するもの作戦です!

おすすめのシャンボール ミュジニー

シャンボール ミュジニーのおすすめは、村名ワインです。村名であってもシャンボー ルミュジニーらしい女性的でエレガントな味わいを堪能出来るからです。グランクリュになると生産量も少なく、驚く程高額になっており現実から少し離れてしまいますが、それも考えようです。ロマコンやラターシュと肩を並べる程のすばらしさであれば、グランクリュのミュジニーでさえ購入する射程圏内かも知れません。プルミエクリュ・グランクリュともに10年は最低寝かせて置いたほうが良いかと思われます。入手する際はヴィンテージの確認をお忘れなく!販売先の在庫も限られていますので。商品リンクが切れる場合があります。

村名ワイン

レミスガン シャンボールミュジニー

シャンボールミュジニー レミスガン
レミ スガン

2010年に前当主レミ スガンより引き継いだ畑をフレデリック マニャンが引き継ぎ、手掛ける村名ワイン。モレサンドニの名手である父フレデリック マニャンの元で修業を積みました。「ピュアな果実味に溢れ、その土地を表現した本当に誰が飲んでも美味しいワインを造りたい」というコンセプトで新たに挑戦している若き醸造家のワイン。現当主になってから間もないが、おすすめしたい次世代のシャンボール ミュジニー。

シャンボール ミュジニー レミ スガン 750ml

ドルーアン ラローズ シャンボール ミュジニー

シャンボールミュジニードルーアンラローズ
ドルーアンラローズ

ジュヴレ シャンベルタン村にグランクリュを所有している他、ミュジニーやボンヌマールでも自社畑を持つドルーアン ラローズの村名ワイン。プルミエクリュのぶどうを何と80%も使われており、果実味優れた味わいと繊細な香りを見事に表現。価格もこなれており、おすすめの一本。似た名前でジョセフ ドルーアンも高い評価のドメーヌ。

シャンボール ミュジニー ドルーアン ラローズ

モンジャール ミュニュレ シャンボール ミュジニー

シャンボールミュジニーミュニュレ
モンジャールミュニュレ

ヴォーヌロマネ村でエシェゾー・グランエシェゾーに広大な畑を有するモンジャール ミュニュレの村名ワイン。ヴォーヌロマネで高品質なワインで世界で認められてるドメーヌは、シャンボール ミュジニーでも高レベルなワインを造り上げている。

モンジャール ミュニュレ シャンボールミュジニー

コント ジョルジュ ド ヴォギュエ シャンボ-ル ミュジニー

シャンボールミュジニーヴォギュエ
シャンボールミュジニーヴォギュエ

この村で一番有名なヴォギュエの村名ワインです。グランクリュであるミュジニーの半分以上を所有し正にシャンボール ミュジニーの唯一無二の存在。自社畑のプルミエクリュのぶどうをもブレンドして造られるエレガントで繊細な逸品。

シャンボール ミュジニーコント ジョルジュ ド ヴォギュエ

プルミエクリュ

ジャンテ パンショ スーフロット

スフロット パンション
スーフロット パンショ

ジュヴレ シャンベルタンの造り手であるジャンテパンショが所有するプルミエクリュ「スーフロット」(スフロット)から造られるワイン。スーフロットは村の中心にありかつ標高も高いことから、ミネラル分を含んだ気品のあるピュアなワインに仕上がっています。

シャンボール ミュジニー レ フースロット ジャンテ パンショ

コント ジョルジュ ド ヴォギュエ レザムルース

レザムルース ヴォギュエ
レザムルース ヴォギュエ

これが噂のヴォギュエのプルミエクリュ「レザムルース」。レザムルースはグランクリュのミュジニーに勝るとも劣らないとされている超人気な畑で、価格もグランクリュ並である。まさに「恋する乙女たち」の名を体現するかのようなエレガントで深みのある味わいとして世界的に注目を浴びている。

グランクリュ

コント ジョルジュ ド ヴォギュエ ミュジニー

ミュジニー ヴォギュエ
ミュジニー ヴォギュエ

シャンボール ミュジニー村で最高峰、DRCと肩を並べる程の実力で世界を魅了して止まないグランクリュ「ミュジニー」作り手は、ミュジニー畑の半分以上を所有するヴォギュエ。樹齢25年以上のぶどうを使い、エレガントで繊細、極上の味わいを持つ唯一無二のワイン。

コント ジョルジュ ド ヴォギュエ ボンヌマール

ボンヌマール ヴォギュエ
ボンヌマール ヴォギュエ

ヴォギュエはボンヌ マールのテールルージュに2.7ヘクタールを持ち、ボンヌマール全体の20%も所有する最大のワイナリー。ミュジニーと比較してパワフルであり骨格を持ったボディが特徴。しっかりとした味わいながら繊細でシャンボール ミュジニーらしい優美なワイン。

ボンヌマール コント ジョルジュ ド ヴォギュエ

シャンボール ミュジニーの料理との相性

ワインと料理の鉄則で、「その地のワインはその地の料理」があります。ブルゴーニュでは鴨肉やジビエ料理が好まれていますが、日本ではあまりなじみがありません。ピノノワール種はカベルネ種と違い、繊細な香りと味わいが特徴です。肉料理でもあまり脂分が多いステーキなどではせっかくのワインの味わいが薄れてしまうかも知れません。ローストビーフ程度の脂分、鶏のローストなどが目安になります。

天ぷらの写真

タンニンが少ない分、味の濃い料理よりも繊細な味わいの和食にはピッタリです。生の刺身以外でしたら、あまりこだわらずに楽しめるはずです。例えば、天ぷらなどは思いのほか合います!せっかくのレベルの高いワインなので、少し頑張って料理されては如何でしょう。もし、ボルドーとブルゴーニュを両方飲まれる場合には、必ずブルゴーニュワインを先に頂いて下さい。ボルドーを先に飲むとタンニンが口に広がり、繊細なブルゴーニュが楽しめません!

おわりに

ブルゴーニュの最大の難点は価格の高さです。ボルドー程天候が安定せず、生産量もとても少ないので仕方ないことではありますが、もう少し安価になって欲しいと願っています。シャンボール ミュジニーのような村名ワインなどは、特徴があり価格が少し高めなのは納得出来る話です。しかしブルゴーニュの地区名ワインは、ニューワールドのピノワールとそれ程の違いは見出せません。残念ながらチリのピノノワールのほうがコストパフォーマンスで勝ります。

個人的な感想ですが、ブルゴーニュはこのシャンボール ミュジニーやヴォーヌ ロマネ、ジュヴレ シャンベルタンのようにクリマの個性が発揮出来るワインしか生き残れないかも知れません。他の国、地方ではピノノワールがどんどん進化しているような気がします。ブルゴーニュファンにとって、地区名ワインの新たな取り組みなどの改革を望んでいます!