カレラ(CALERA)というワインをご存じだろうか?カリフォルニアワインがお好きな方なら一度は聞いた事があるかも知れません。「カリフォルニアのロマネコンティ」と称されるワインである。普通は何だか偽物とか似たような感じとかのマイナスのイメージと名誉なイメージと両方を持つ微妙な呼称だと思いますが、このカレラに関してはそう呼ばれる大きな理由があります。
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オーナーのジョシュ・ジャンセンは英国オックスフォード大学の留学時にフランス・ブルゴーニュワインの魅力に取りつかれ、何とロマネコンティ(DRC=ドメーヌ ド ラ ロマネコンティ)にスタッフ兼通訳として働き始め、後にDRCで栽培技術、ドメーヌデュジャックで醸造技術を学んだそうです。ブルゴーニュで学んだほとんど手をかけない自然なワイン造りに魅せられ、アメリカで最高のピノノワールを造るという野心を持ち、アメリカに帰国しました。
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さて、努力の結果に生み出されたワインは物凄い評価を得ます。ブラインドテイスティングではロマネコンティよりも高い評価を得たり、あの神の下を持つ男ロバートパーカーに至っては表題の「カリフォルニアのロマネコンティ」と称すほどです。あまりの品質の高さからこの地をマウントハーランAVAが認められたほどです。日本のテレビの格付け何とかに、「どちらが100万円のロマネコンティでしょうか?」「もう一つは1万円のワイン(このカレラのワイン)」が出たとの噂も広がりました、真偽は不明ですが。それとカレラの苗木はジャンセンが密かにロマネコンティから持ち帰ったものではないか・・との噂もあるようです。
カレラにはミルズやライアンなどの自社畑のぶどうから造るもののほかに、買付したぶどうに自社畑のぶどうをブレンドした比較的安価なものがあります。ジョシュジャンセン・セレクションのピノノワールとシャルドネです。これなら5000円以下で買えるので「カリフォルニアのロマネコンティ」の実力を楽しめそうです。それぞれラベルが似ているので注意が必要です。奮発して自社畑のシリーズ(10000~20000円)も当然アリです。なにせロマネコンティは超絶な高値の花なのですから・・・
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