【プロ伝授】 アマローネ おすすめランキング!魅力や味わいもご紹介

イタリアの官能的で妖艶な魅力の「アマローネ」は、何とも言えないコクのある味わいの最高に美味しいワインです。苦味の中に甘さがあり、濃厚で緻密な最高級のワインと言っても過言ではありません。アマローネの味わいや製法などをどこよりも詳しく、そしてプロのソムリエである私が選ぶおすすめアマローネをランキング形式でご紹介していきます。

アマローネとは その特徴

正式な名称は「アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ」と言い,ヴェネト州ヴェローナ近郊のヴァルポリチェッラ(バルポリチェッラ)地区で造られるワインです。イタリア語のアマーロ・AMARO(苦味)から来ている名の如く、チョコレートを想わせるようなニュアンスと焦げた苦味を持つ特別な赤ワインです。アマローネと聞けば何だか甘いワインと想像しがちですが、苦みを持ったワインというのが直訳でしょうか。しかし決して苦いワインではありません。カカオの含有が多いチョコレートを想像してみて下さい。苦味の中に甘さを感じます。そんなしっかりとしたコクとこなれたタンニンを持つ重厚な味わいのワインなのです。

昔は生産量が極めて少なく、王侯貴族しか飲むことが出来なかったとされ、現在でもその特殊な造り方の為あまり多くは見受けられません。イタリアの格付けのトップであるDOCGには意外と遅く、2010年に昇格をしています。アマローネを名乗るには厳格な製法と造る地区が求められます。

アマローネの造り方

アパッシメント

アマローネの造り方の秘密は陰干しにあります。わかりやすく言えばぶどうを陰干しをし、干しぶどうにしてから造られます。ぶどうの収穫は一般的に9月頃ですが、それより遅く10月頃に収穫をします。他のぶどうより完熟した状態になったぶどうを手摘みして未熟なぶどう粒を取り除き、すのこ状の板に並べて陰干し(アパッシメント)します。手順は以下の通り。

10月頃に完熟したぶどうを収穫し、未熟なぶどう房や粒を全て手作業で取り除き、すのこ状の板に並べる。
部屋の2階とかの風通しの良いところで陰干しをする。この部屋をフルッタイと呼ぶ。
2~6カ月陰干ししてぶどうの水分を40~45%蒸発させる。その間毎日状態をチェックし、カビなどが付かない様にする。
ぶどうの糖度が増しポリフェノールなどの成分が凝縮したら、発酵させ樽で2年~6年の熟成。
出来上がったワインを瓶詰し、さらに6か月~3年熟成後、完成!

アマローネと表記する為の規定

イタリアのワイン法によりアマローネDOCGを名乗るには、他のワインよりも厳しい規定があります。アルコール度数は14%以上である事、熟成期間は2年以上である事、また瓶詰め後6カ月を経過しなくては出荷出来ない事です。リゼルヴァを名乗るには熟成期間が2年ではなく4年以上であることなど、アマローネの品質このような厳格さの上に成り立っているのです。

なぜアマローネという名なのか

昔からあったレチョートという甘口ワインと区別する為に、甘くない(=アマローネ・苦い)という名を付けたのです。今でもレチョートデッラアマローネは同じくDOCGとして造られていますが、日本にはほとんど輸入されていません。

アマローネは1936年から造られていますが、なぜわざわざアマローネ(苦い)という名を付けたかというと、もともとこの地では甘口のワインを昔から造られていたのです。この甘口のワイン名をレチョート デッラ ヴァルポリチェッラと言い、はるか昔ローマ帝国初代皇帝アウグストスの時代にまでさかのぼるとも言われています。レチョートとは耳を意味する方言で、甘いという意味ではありません。

造り方も陰干し(アパッシメント)したぶどうを使い発酵を途中で止めることにより、糖度が残ったワインとなります。発酵を途中で止めることを忘れてしまった偶然で出来上がったワインがアマローネ デッラ ヴァルポリチェッラだという言い伝えがあります。

アマローネのぶどう品種

アマローネに使われる主なぶどう品種

  • コルヴィーナ種・・・アマローネの骨格となるぶどうで、ぶどうの果皮が厚く、アパッシメントに向いている。酸味が高くワインにするとプラムやジャムなどのニュアンスを造る。
  • ロンディネッラ種・・・コルヴィーナを補佐しバランスを作る役割で酸味も中程度、ヴェネト州の地ぶどう。
  • モリナーラ種・・・繊細な香りを持つまとめ役でヴェネトやロンバルディアで良く栽培されている。
リパッソしたぶどう

アマローネの飲み頃と当たり年

アマローネは非常にタンニンが豊富で熟成に耐えるワインです。法定熟成期間を考えると今一番新しく入荷したアマローネでも、ぶどうの収穫年から3年は経過してる計算になります。リゼルヴァでは5年前のもが最新で入荷されたものとなります。飲み頃はぶどうの収穫年(ラベルにある年)から概ね8年から30年くらいがベストだと思われます。もちろん保存する状況により変わって来ますので目安にして下さい。

アマローネの最近の当たり年(収穫されたぶどうの出来が良い年=ワインの質が良いとされる)は2004年、2005年、2006年、2007年、2011年、2012年、2014年、2015年、2016年となります。これは各ワイナリーにとって差がありますのが参考にして下さい。

では当たり年以外はどうかというと、当たり年以外=出来の悪いワインではありません。当たり年以外とは天候不順などでぶどうの収穫量などが減ります。一定の品質を保つために合格するぶどうが減り、生産量も減少しますが品質を下げてまでワイン造りはしないのです。20年30年と長期保管する場合には向かないかも知れませんが、通常の飲まれ方で品質を心配する必要はありません。

おすすめアマローネ ランキング TOP7

ランキング1位 コクのある甘さで安定の品質!後味は爽やかですっきりとした飲み心地も感じられる

赤ワインとボトル1

1番初めにおすすめしたいのは、「アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ ゾーニンDOCG」です。ゾーニンは1821年創立の家族経営のワイナリーです。インターナショナルワインチャレンジ2018では最優秀イタリア赤ワイン、最優秀ヴェネトワイン、最優秀アマローネの三冠を獲得しており、安定した品質で評価も高く、比較的手頃な価格でアマローネを造るので有名です。

楽天の口コミでは「ミディアムですが、コクがあり美味しい」とありますが、まさにその通り!やや甘みを持ちながら程よいタンニンの苦味を持っているのです。そのため脂分が多い料理やしっかりとしたトマト味などの料理とマッチし、ラザニアやミートソース好きな方にはもっともおすすめしたいアマローネです。価格もアマローネの中では大変安くて手が出しやすく、ワイン初心者にも最適です。

アマローネゾーニン
アマローネ ゾーニン

愛飲者の口コミ・・ワインに興味が湧いてからコンビニの安いワインを飲み始めていました。そんな頃イタリアンではじめてソムリエに勧めてもらい、深みのあるコクと果実の旨味に感動し、本格的にハマってしまったのがこのワインでした。とにかく美味しい!ワイン嫌いな人でもいけるんじゃなかって感じますよ。33歳男性 会社員

愛飲者の口コミ・・ラベルが渋いので買ってみました。口当たりがとても優しいワインですが、果実味をバッチリ感じます。軽くてシャバシャバしたワインは嫌いですが、このワインはしっかりとした上質のタンニンを感じます。ぶどうの甘さもほのかにあり買って正解でした。リピートしたいワインです。29歳女性 会社員

ただ中には「甘みが薄くなり美味しくなかった」という悪い口コミもあり。アマローネはじめ陰干しワインは、ぶどうの品質はもちろん、温度や湿度などによっても味が変わりますので、仕方がないというところです。

私は毎年このアマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ ゾーニンを楽しみますが、味が落ちたと感じた経験はありません。悪いレヴューはAmazonで見受けられますので、もしかすると保存法が悪いのかも知れません。

お風呂の画像

浴室でキャンドルを灯し、ぬるめの温度でゆったりと半身浴をしながら味わう飲み方も至福のひとときとなるでしょう。一方、BBQなどの屋外レジャーでも大活躍します。

味わいとタイプ:赤フルボディ ALC度数15.5% 品種:コルヴィーナ70%、ロンディネッラ20%、モリナーラ10%

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ランキング2位 凝縮感が飲む人をとりこに!満足いく飲みごたえのアマローネ

赤ワインをグラスに注ぐ画像

2番目が「アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ サンアントニオDOCG」です。サンアントニオ社は1989年創業の比較的新しいワイナリーです。ポリシーは1.お客様第一主義。2.美味しいワインを造る。3.品質が高くコストパフォーマンスに優れたワイン造り。と自分たちのワインを飲んでくれる消費者のことを第一に考える姿勢は、ワイン造りにも現れている誠実なワイナリーのアマローネです。

ゾーニンほど有名で大きなワイナリーのものではありませんが、間違いのないアマローネです。プラムやカシスなどの想わせる味わいと凝縮された果実味。コーヒーのニュアンスなども楽しめてワクワクするような味わいです。

ワインアドヴォケイト誌・パーカーポイント93点と専門誌でも高い評価を得ています。新樽での熟成期間24か月と長く、まろやかなタンニンは重めの肉料理をさらに美味しく頂けます。ネットでもレビューも高い評価を得ていますので、安心して楽しんで頂ける1本です。

アマローネサンアントニオ
アマローネ サンアントニオ

愛飲者の口コミ・・パーカーポイントが高いので購入してみました。想像以上の大当たりです。しっかりとした味で「赤ワインを飲んでる!」っていう満足感があります。是非またリピートしたいと思います。50歳男性 営業職

愛飲者の口コミ・・焼肉に合わせて飲みました。油(脂?)に負けないしっかりとした味です。渋いのは苦手ですがこれはそんなことはなくて、まさにぶどう酒って感じの果実味があってとても美味しく頂きました。価格はちょっと高いですがたまにはこんないいワインもいいかなって思いました。42歳女性 看護師

一度飲んだら抜群の存在感に気が付くワインです。今までの赤ワインの常識が覆る程の凝縮された旨味を感じ、まさしく官能的な味わいはきっと飲む人を虜になることでしょう!

味わいとタイプ:赤フルボディ ALC度数15% 品種:コルヴィーナ70%、クロアティーナ5%、オゼレータ5%

アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ サンアントニオ

ランキング3位 老舗が造る官能的で優美な味わい!果実の凝縮感が口いっぱいのアマローネ

3番目は「アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ クラシコ ベルターニ DOCG」です。ベルターニ社は1857年創業でアマローネ造りをけん引する名門です。イタリア統一の時代にイタリアを象徴するワイナリーとして認められイタリア王家の紋章をラベルに使う事を許されました。全ての工程を手作業で行い、素晴らしい凝縮感を持つアマローネを生み出します。

アマローネの法定熟成期間は2年ですが、これは6年間の大樽熟成の後瓶内熟成を1年行います。長い工程を経たワインは驚く程の凝縮感を持ち、赤系果実の味わいはもちろん、ジャムやチョコレート・アーモンドやスパイスのニュアンスなど複雑な味わいが交差します。

ベルターニアマローネ
アマローネ ベルターニ

愛飲者の口コミ・・イタリアワイン好きですが初めて購入しました。説明を読んで重いワインだと思っていましたが、重さではなく素晴らしいコクを感じてとても満足です。タンニンもこなれていてチョコのような苦味の中にも甘さを感じる、とても不思議なワインです。60歳男性 会社役員

ヴァルポリチェッラの中でもクラシコ地区という特別な土地に自社畑を持っており、全てのアマローネは他から買い付けることなく自社のぶどうのみで造られる信頼のおける逸品です。ワインスペクテイター91点、ワインエンスージアスト91点。

味わいとタイプ:赤フルボディ ALC度数15% 品種:コルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラ

ランキング4位 妥協を許さない至高の味わい!天才が世に送り出す圧巻のアマローネ

4位「アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ ヴィニエート ディ モンテ ロドレッタ ダルフォルノロマーノ DOCG」。非常に非常に長い名前ですね!本来このワインを1位としたいところですが、価格が4万円近くと高価な為、4番目としました。世界が注目するイタリアの至宝「ダルフォルノロマーノ社」の渾身の逸品。果実風味の塊、恐ろしいほどの深みに完璧なハーモニー、そして終わりなき複雑さと余韻。

そのワインの真価が100%発揮されるには、一体どれだけの時が必要となるのか考えさせられる程のワインを造り出しています。その味わいには誰もが、「この人は天才だ!」と感じるに違いないでしょう。しかし単なる天才ではないようです。妥協を許さず、自分の目指すこだわりを突き詰めた圧巻の完璧主義と呼ばれる努力の結晶がこのアマローネなのです。

バリックの新樽で36か月、瓶熟成に24か月以上の後にリリースされます。濃厚で芳醇な果実味の圧倒的な存在感と優雅で妖艶な味わいが飲む人を魅了します。デカンター誌98点、ジェームズサックリング94点他。特別な日の為に、またワイン通へのプレゼントなどにも必ず喜ばれる逸品です。これを知ってるとワイン通の方からきっと一目置かれること間違いありません!!

アマローネダルフォルノ
アマローネ ダルフォルノ

味わいとタイプ:赤フルボディ ALC度数16.5% 品種:コルヴィーナ60%、ロンディネッラ20%、クロアティーナ10%、オゼレータ10%

ランキング5位 豊潤でベルベットのような口当たり!官能的な仕上がりのアマローネ

5番目が「アマローネ デッラ バルポリチェッラ クラシコ アレグリーニ DOCG」です。アレグリーニ社はイタリア国内でトレビッキエリ・三ツ星を通算34個も取っている最高峰ランクにあるワイナリーです。モダンなスタイルでパーカーポイントも4年連続で95を獲得し、世界的評価が高いアマローネの生産者です。

凝縮感のあるドライチェリーやブルーベリー、チェリーなどの果実のアロマとスパイスやハーブ、バニラやチョコレートなどの華やかな香りが特徴です。その果実の濃密な味わいと官能的な仕上がりは他のアマローネよりもスタイリッシュなイメージで人気を得ています。

味わいとタイプ:赤フルボディ ALC度数15% 品種:コルヴィーナ80%、ロンディネッラ15%、オゼレータ5%

アレグリーニアマローネ
アマローネ アレグリーニ

愛飲者の口コミ・・飲み始めは優しい感じで、あれ?って思いましたが十分くらいしてから香りが立ちはじめ凝縮感がどんどん増して来ました。チョコのようなキャラメルのような何とも言われぬコクが感じられボリューム感バッチリの満足ワインでした。 35歳女性 フリーター

ランキング6位 熟れた果実を感じる幸せ!夕暮れに飲む至福の時を刻むアマローネ

第6位「コスタセラ アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ クラシコ マァジ DOCG」です。マァジ社は1772年に設立されたヴァルポリチェッラ地区では初めてのワイナリーとなります。ワイン造りにおいて最も適した土地を所有し、ワイン造りにおいて革新的な同社は世界中に愛飲家がおり親しまれています。5種類のアマローネを造るのはこのマァジだけであり、いかにアマローネ造りに情熱を注いでいるかがわかります。世界で最も有名なアマローネとしてワンラバーを魅了し続けています。コスタセラとは「夕暮れの丘」を意味し夕陽を望む湖畔の最高の土地とされています。

熟した果実を煮詰めたジャムのようなニュアンスを持ちながらも、口当たりはとてもスムースで飲み飽きしません。赤ワインのイメージを覆すほどの果実味溢れる味わいは、タンニンが苦手な人でも必ず満足のいく1本です。ジェームスサックリングでは95点と専門誌でも絶賛です。

マアジアマローネ
アマローネ コスタセラ

味わいとタイプ:赤フルボディ ALC度数15.5% 品種:コルヴィーナ70%、ロンディネッラ20%、モリナーラ10%

ランキング7位 こなれたタンニンと上品な口当たり!気軽に楽しめるパーティーのためのアマローネ

第7位は「アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ クラシコ ボッラ DOCG」です。1883年創業のボッラはヴェローナで素朴な地の白ワインであった「ソアヴェ」を品質を向上させ、一躍世界的に有名にしたことで知られる名門です。アマローネも古くから手掛けておりその品質なソアヴェ同様世界中にファンを持ちます。

樽の熟成も法定2年のところを4年熟成させ、しっかりとした果実味とこなれたタンニンがあります。他のアマローネと比べ一段と飲み口が柔らかく価格も手ごろな為、初心者にもおすすめします。

ボッラアマローネ
ボッラアマローネ

味わいとタイプ:赤ミディアムボディ ALC度数15.5% 品種:コルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラ

ベビーアマローネ「リパッソ」と他の陰干しワイン

リパッソとは

ヴァルポリチェッラ・アマローネの他にヴァルポリチェッラ・リパッソというワインがあります。これはDOCG(最上位に位置する高品質ワイン)ではなくDOC(2番目に格付けされるワイン)の分類になります。リパッソ(RIPASSO)とは、もとに戻すという意味でアマローネを造ったあとのぶどうの搾りカスを出来立ての赤ワインに入れ、再び発酵させます。このリパッソはラベルに表記されており、「ベビーアマローネ」「プチアマローネ」などと呼ばれたりもします。リパッソの味わいはアマローネの持つ濃密な味わいを持ちながらも、新鮮な果実味と酸味が味わえるのが特徴です。アマローネとの味の違いは豊潤ながらも飲みやすいという点にあり、両方の良いとこどりと言ったワインでしょうか。価格もアマローネ程高くないので、アマローネを飲む前にこのリパッソを試しに飲んでみるのもおすすめします!

他の陰干しワイン

陰干しをして造るワインはアマローネだけではありません。イタリアをはじめ他の国でも造られています。イタリアではパッシートと言って陰干ししたぶどうを使い甘口のワインが造られています。フランスでもヴァンドパイユ(藁のワイン)といってこれも甘口のデザートワインです。パスリャージュという製法で造ります。ではアマローネと何が違うのかと言うと、製法が規定されていない事です。アマローネほど厳密な規定はなく、言い換えれば作り手の裁量によって造られることが多いのです。

おすすめ リパッソ ランキング TOP3

アマローネはその造り方から高額ですが、その弟分であるリパッソは比較的手頃な価格になります。アマローネの凝縮感とフレッシュ感が味わえるおすすめのリパッソTOP3をご紹介します。

ランキング1位 凝縮感とフレッシュな味わいの融合!程良い酸味が嬉しいリパッソ

一番目のおすすめは「ヴァルポリチェッラ リパッソ ベルターニ DOC」です。外観は紫がかった赤い色調。熟したラズベリーやキイチゴを思わせる赤系果実のアロマがしっかりと感じられます。口に含むといきいきとした酸、チェリーやカシスなどの豊かな果実味が溢れ、バランスよくまとまった印象が余韻まで長く続きます。熟成せず今すぐに開けて楽しめる、アマローネの弟分。

リパッソベルターニ
リパッソベルターニ

愛飲者の口コミ・・アマローネは中々手が出せないけど、手軽にアマローネの美味しさが楽しめます。ジャムのようなとか、商品説明通りにボリューム感もあり満足です。28歳男性 ワインマニア

ランキング2位 凝縮した旨味とこなれたボディ!アマローネの名門が造る華麗なリパッソ

2番目のおすすめは「ヴァルポリチェッラ リパッソ コルテジャーラ DOC」です。熟したチェリーやプラムなどの果実のアロマに、オーク由来のトースト、シナモンなどの甘いスパイスのニュアンス。ミディアムからフルボディの味わいで、フレッシュな果実味となめらかなタンニンが口の中に広がります。酸はしっかりと感じられながらも、全体と綺麗に調和しているため、非常にバランスに優れた仕上がりです。リパッソ製法がもたらす果実の旨味が、グリルしたお肉や、きのこを使った料理、熟成チーズなどの食事の味わいを引き立てます。

コルテジャーラリパッソ
コルテジャーラリパッソ

ランキング3位 しっとりと伸びやかな酸味が心地よい!果実味とボリューム感抜群のリパッソ

3番目は「モンテガルビ リパッソ ヴァルポリチェッラ リパッソ スペリオーレ サンアントニオDOC」アマローネの醸造法を生かした、他にはない味わい!ヴェネトの伝統を進化させた造り手サンアントニオのリパッソです。カシスやプラム、イチゴジャムのような果実香に、スギやヒノキの心地よい香り。しっとりとした果実味に伸びやかな酸。なめらかな舌触りとザクロのようなフルーツのニュアンスがあります。サンアントニオはヴェネト州生産者協同組合の創立者で世界的に人気を誇る生産者として有名です。

リパッソサンアントニオ
サンアントニオリパッソ

アマローネに合う料理

煮込み料理

アマローネのようなしっかりとしたコクと味わいのあるワインは、味の重めの料理との相性が抜群です。なぜなら料理とのマリアージュ(相性)はバランスが重要だからです。しっかりとしたワインに軽めの料理を合わせても、ワインの味に料理が負けてしまいせっかくの料理がぼやけてしまいます。個人的におすすめする料理は・・・

  • ステーキやビーフシチューやブラウンソースの料理
  • トマト煮込みのハンバーグや鶏の煮込み料理やスペアリブ
  • バルサミコ酢を使った肉料理
  • うなぎなどの濃いめの味付けの和食
  • パルミジャーノレッジアーノなどのチーズやチョコレート

地元ヴェネト州では馬肉の煮込み料理が郷土料理として有名で、アマローネに合わせて頂くスタイルが定着しています。日本では馬肉を使った料理は稀ですが、やや苦みを感じるこのワインは、総じて合わせる料理の幅も広く重宝します。

アマローネの歴史

ヴェネト州では古くから甘口ワインの産地として有名であった歴史があります。古代ローマ時代にはぶどうを陰干した「アパッシメント」という今とほとんど変わりのない製法は既に行われていたのです。ぶどうを陰干しして糖度を高めたぶどうから造られる甘口ワインでした。

甘口にすることにより、より保存がきき重宝されていたようです。これをレクティムやアティナティコと呼ばれていましたが、19世紀になってレチョートと呼ばれるようになりました。

やがて甘口ワインから発酵を止めずに辛口にしたワインが造られ、その味わいが非常に優雅で味わい深いと評判を呼びました。主な生産を甘口ワインから辛口ワインに変更していったのです。1936年にアマローネという名がラベルに初めて登場し、2010年に最高ランクであるDOCGに昇格を果たしたのです。

おわりに

ヴァルポリチェッラ地区ではアマローネのみならず、ヴァルポリチェッラDOCで素晴らしいワインも造られています。アマローネがあまりにも有名なワインだけに影を潜めがちですが、アマローネと同じ地のぶどう品種で程良い口当たりと果実味ある味わいも見逃せません。

そしてイタリアと言えば、バローロやキアンティなどが有名ですが、イタリアにはまだまだ隠れた逸品が存在するのです。日本ではそれ程知られていないのが「アマローネ」です。アマローネのハイクオリティな味わいを楽しんで下さいね。

アマローネは陰干しする分生産量は極めて少なく高額になりがちですが、ボルドーのグランヴァンクラスを凌駕するほどの重厚な味わいは、きっと忘れられないワインの1本になるはずです。

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