このコロナの影響で外出自粛を余儀なくされたり、外飲みが減ってお酒の業界も大変な時期です。分かりやすいのはビールの瓶の需要です。瓶ビールは宴会や会合後の懇親会などには
欠かせないものですが、現在は当然自粛が続いており、ほぼ需要が無い状態が続いています。ビールの樽も瓶ビール程ではありませんが、居酒屋を始め営業時間短縮や大人数での外出は難しく、あのジョッキでの生ビールの需要も激減しています。
変わって今は家飲みが増えていますが、家の中ではやはり居酒屋でグイグイ飲むのとは違い
消費量は減っています。ビールメーカーも苦戦の中、ちょっと面白い缶ビールを出すというのでサンプルを頂き紹介してみたいと思います。
生ジョッキ缶ってどんなの?
アサヒビールさんが3月下旬に出すもので、中身はスーパードライです。普通のものと大きく違うのは、プルトップがガバっと開きます。
説明を聞くと飲み口を大きくすることで圧倒的な飲みごたえを実現・・だそうです。
普通のレギュラーの缶ビールは350mlに対し、これは340mlです。上が少し細くなっている事と、缶上部に泡を出す空間が必要な為らしいです。
価格は微妙に普通のものより高いですが、恐らく同じ価格になると思います。
アルミ缶の胴内には泡を作る為にクレーター状のザラザラを付けています。
開栓するとこのザラザラによって数秒後に泡が出てくるとあります。泡を出すために必ず良く冷やしてね~の文字が缶に書かれてあります。
試飲してみた!
さて頂いたサンプルを一晩冷蔵庫で冷やして試飲してみました。
大きなプルトップをパカッと開けて数秒・・・え?泡が出ないぞ! 缶を少し振ってもあまり泡が出る感じじゃない。
モクモクと泡が出て今にも溢れそうな、あの居酒屋のジョッキの泡を想像していたがちょっと期待外れです。冷やしすぎ?いえいえ普通に冷蔵庫で一晩だし問題はない筈。
味はやはり飲む口が大きい分・・「圧倒的な飲みごたえ」これは感じます。スーパードライだから普段飲んでいる安心感もあります。
で、どうなの
マイナス点を先に言えば、泡が余り出なかった(マドラーでかき混ぜて泡を出した)。これが売りだと思っていたのでちょっと残念です。
通常私は缶ビールもグラスに移して飲むので、グラスとかジョッキとかに移せば一緒じゃん、と突っ込みどころはありますが缶ビールを直接飲む方や野外で飲むとかのシチュエーションを考えると、手間も省けるしとてもいい感じです。
味は舌だけでなく能でも感じるのだから、いつもと違う口当たりに新鮮さを覚える筈です。
缶のデザインも普段のドライのデザインに液体を描くまさしくジョッキ感のジョッキ缶で
若い人を中心にウケると思います。
この缶つけるプラ製のハンドルも景品として検討しているようです。
とにかく圧倒的な飲みごたえ・・これは一度買って飲み価値アリです!!