前回に引き続き2種類のリキュールをご紹介します。
メーカーズマーク ミントジュレップ
メーカーズマークはご存じケンタッキーのバーボンです。キャップに赤い蝋(ゴム?)付けした目立つボトルです。サントリーさんの輸入で、ジムビームのワンランク上のものでしょうか。通常使われるライ麦ではなく冬小麦を使った柔らかい口当たりで有名です。
おなじみのメーカーズマークのキャップはレッドトップと呼ばれ、その他にブラックトップやゴールドトップなどとえらく高価なものがあるようです。これはグリーントップになっています。
このミントジュレップはまさしくミントジュレップというお酒がもう出来上がっているもので、レディトゥサーブ(注いで直ぐ飲める)です。
ミントジュレップはバーボンとミントの葉を潰してシロップを加え、クラッシュアイスで飲むウイスキーにしては優しいものです。ケンタッキーはダービーが有名でこのミントジュレップが公式飲料(公式飲料ってなんでしょうね)として良く飲まれています。
わざわざミントを潰してなんてことはしなくて良く、氷に注ぐだけで楽しめます。
ちなみにサントリーさんから限定発売で、1年に一度の輸入だと聞いています。
リレブラン
これはフレーバードワイン(ワインに香りを付けた)の分類のリキュールです。
オレンジやキナ(主に南米にある植物のようです)と白ワインから出来ていて、日本の輸入エージェントが決まらない時期があったので見かけることは少ないと思います。今ではペルノリカール社が輸入元になって輸入を再開しています。これが一躍有名になったのは何といっても、「007カジノロワイヤル」という映画の中でボンドが頼むカクテルに使われていたからです。
ヴェスパーというカクテルでジンとウォッカとキナリレをシェイクしたものです。キナリレというお酒はもう製造をしていなく、その代用としてリレブランが使われます。ヴェスパーというカクテルを飲みたがった007ファンによって、このリレブランの売上が上がったそうです。別にヴェスパーだけではなく、ソーダ割などで楽しむ事が出来るので意外と重宝するリキュールです。
お酒の仕事をしているとリキュールのみならず、色々なお酒に興味が沸いてきます。また何か気になるお酒が登場したら、ご紹介出来たらと思います!