バラが奥が深いと前回お話をしましたが、数えきれないほどの名前のバラがあります。有名な人の名前のバラとか聞いたことはありませんか?元は野ばらを品種交配して確立していったものらしいです。詳しいことは専門のサイトを訪れてみてください。それに、ブランドが存在します。
バラを作り上げるプロの方たちが作り上げ、命名をして世に送り出すわけです。イギリスのデヴィッドオースチンやドイツのコルデス、日本のロサオリエンテスなどなど・・ロサオリエンテスは木村卓功氏によるブランドで、日本の気候に合わせた何とも可憐で穏やかな印象のバラが多くあります。
ブランド品ということもあって、もちろん美しく苗はそれなりのお値段はしますが。ちなみに、これらはブランドを保つために勝手に交配をしてはいけないルールがあります。
自分で選んだものが・・
*モーティマーサックラー・・イングリッシュローズの中輪でつるバラとしてもいけるようで、これを上に伸ばそうと思いました。やさしいピンクです。
*ハンスゲーネバイン・・四季咲の中輪です。名前からわかるようにドイツの作品ののようです。好きなところは、独特のピンク色です。モーティマサックラーの淡さではなく、どことなくアッシュ感があるというんでしょうか。カップ咲
(広がらずに丸く咲く感じ)も中々アンティーク感ありで、お気に入りです。
*アイスバーグ・・有名なバラなので見たことがあると思います。
真っ白で、ドイツのコルデスが作った名品です。丈夫で初心者でも育てやすくあまり手がかかりません。ちなみに、自分のハンドルネームはこの名前を付けて見ました。
先ずは、この3種類を植えてみたのがバラのスタートとなりました。
目指すは「酒のバラの日々」です!! 意味がちょいとちがいますね。
ここまでが、遡る事4年前のお話です。
バラ1年目
冬に植えた苗は高さが40センチ程だったでしょうか。春からぐんぐんと伸びはじめ
90センチくらいにはなっていたと思います。6月にはか弱いながらも美しい花が咲きだしました。そうです、この瞬間です!数か月かけて水やりをして、ガイドブックに従い肥料を与え・・手塩にかけた花が咲く~いいじゃありませんか。
つるバラとして植えたモーティマーサックラーも、元気です。
バラには頂芽優勢(ちょうがゆうせい)という性格があり、栄養分は上に集まるというものがあるです。つまり伸ばしっぱなしにしておくと、上のほうだけに花が咲き下に咲きずらくなるらしいのです。つるバラはその為に枝を横に誘引してあげる必要があります。まだ1年目ですから、それほどの長さではありませんが。木立型より手間がかかります。
ただ・・咲いたバラはやはり何処となくか弱い感じがします。根の大きさや深さのせいでしょう。色合いも思った程ではありません。綺麗に咲かせるのは3年かかるよ・・ていうのはこういう事だったのね、と納得しながら気長に付き合っていこうかと。
1年間やってみると、何月頃に何をするのかというお手入れの周期がわかって来ます。
花が咲き終わったら、お礼肥(咲いてくれてありがとう・のご褒美の肥料)や冬に全部の葉を落とすとか。ちなみに葉っぱをずっとつけていてはいけないそうです。葉(枯葉)を取ってあげることで栄養分は根に戻り、季節が来れば冬に根に溜めた栄養分が今度は、上に上がって葉や花を咲かせる力になるらしい。
なるほど、そういう神秘の仕組みだったのね。なんだかそういう理屈がわかると作業もしやすいし納得もいくものです。ガイドブックやネットの紹介でも、こうだから、こうするんだよ~ってのがいいですね。